anvil anim ダマスカス鋼を創る anvil Updated April 4th,1999(for original)

 次のステップはもっと大変でした。全てのじれったがり屋のように、私はJim Hrisoulasに よって推奨されている方法を「改善」して時間を節約しようと計りました。結果は下の下 でした。直ぐに彼のレシピに忠実な路線に戻りました。この間に、Henri Viallonさんの書いた 記事を読んで影響を受けました。この記事で、鍛造した刃のいいところすべての出し尽くした 著者が書いていました:
「炎やトーチの中に鋼をおいて、ハンマーで捻じ曲げ、ブローする初心者は、鋼を十分に鍛造 していない。彼(初心者)は、気品のある品質を創り出すかわりに、傷を創り出すリスクを 犯しているだけだ」と。これは私について書いたようなものでした。
 ただ今も、私はケーブルダマスカスについての勉強をしています。私は非常に面白いので 鎖用素材でいくつかの経験をしました。そしてより伝統的なダマスカスを製造しようと試みて います。以下に私の仕事の方法について書きます。

 私は時間の大半を鍛冶場で木炭を燃しています。均質で規則的な炎を得るために、木炭を 小割して大きさを調整しています。5片の鋼で始めます。高炭素レベル(ASTM 1095) のを2片、中炭素レベル (ASTM 1030)のを3片です。中炭素レベルの1片は 火箸を必要としないように、日本刀を作るときのコテ棒のように、約50cmの長さにします。私は 火箸を炭や薪を操作するためのハンドルとして使います。ラフなやすりかけで各片のごみや汚れを すべて除去します。内側に低炭素、外側に高炭素を配して鍛造をはじめます。3本のワイヤーで スタックをしっかり縛ります。溶接が完了したらワイヤーは外します。

 この木炭をを炎に入れ、鋼がさくらんぼの赤色になったら、取り出して、ほう砂 で蔽います。 鋼の色よりもっほう砂の表情により注目ています。ほう砂が殆ど白くなった時で、 最も重要なのは、鋼の表に動きが始まる時に、スタックは溶接の準備か整うのです。私は 手ハンマーで溶接をします。ハンマーリングして、初めの長さの2倍まで展ばします。 このハンマーリング工程がまたクリティカルなフェーズなんです。再熱の機会を減らすために、 私は非常に徹底して、すばやくやらねばなりません。

 それが終わったら、折りたたんだあとで二つのパーツを採れるように十分に材料を残して真ん中で 切断します。それから、中心部分の引き展ばすのに,以下の工程で二つの層の間にスラグや ほう砂を巻き込まないようにする為に、ビレットの小さい方の端を軽くハンマーリングします。 ワイヤーブラシを使って、ビレットの表面をきれいにし、ビレットを炉に戻し、ビレットを 折り畳み、ほう砂を加え、溶接の為に熱し、良い溶接をする為にハンマーリングし、それを元の 長さの2倍に展ばし、真ん中くらいで切り離す。

私はこのすべてを6-7回やって、300-600の交互層を得ています。ナイフには、この間が 良い層数なんです。今現在、私は完成されたパターンを創造することを試みてはいません。私の 目標は、並行層の創造の基礎技術をマスターする事です。

ケーブル・ダマスカス鋼を鍛造するときの注意事項;

1.溶接の前と溶接の間中、ケーブルにきつくねじりを加えておくことが非常に重要です。
2.最良のパターンを得るためには、溶接の後で、棒を縦方向と横方向に引っ張りなさい。

フォローアップを約束する最初の結果は、このHPの次の更新時に行います。

この長い、フランス系の英語の文章を読んでいただき感謝します。コメント、お気付の点、 アドバイス等ありましたら、喜んで拝受致します............. Georges Emeriau

作者 Georges Emeriau (米国) (翻訳注:この頁は、1999年5月29日に藤間弘道が日本語に翻訳したものです。6月5日一部更新)

gemeriau@aol.com

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