TEL  079 - 234 - 1515   FAX  079 - 234 - 1519


壇の浦の戦  (寿永四年 1183年)

 源氏と平家が激しく覇権を争った、源平の戦。壇の浦(下関市)の戦は源氏の勝利
におわり、決着がつきました。この勝敗には強力な水軍を率いる湛増 (たんぞう)
が源氏についた為と言われています。
 鉄の錨(いかり)が日本でいつごろから作られ始めたかは興味のあるところ
ですが、現在はまだわかっていません。大きな錨を作るには、良質で大量の鉄と
大物を鍛接できる技術が不可欠です。又、そのためには資金力と権力が必要
なのです。
 壇の浦の戦い絵図には鉄製の大きな錨を掲げた武士が描かれていますが、
このころ既に錨があったのでしょうか?疑問のあるところです。ちなみに
この絵は江戸時代後半に製作されたものです。

資料 熊野本宮大社 熊野久鬼水軍展による(和歌山県立博物館)