鍛鉄(たんてつ)


1772年 鍛造(ジョセフ・ライト)

 現在の高炉による、製鉄法では1500度以上の高温で、鉄鉱石を溶かし 炭素を沢山含んだ鉄を作ります。
 1300度程度までしか温度の上がらない炉を使っていた時代では、半溶解の 状態で還元した、海綿鉄を加熱・鍛造することによって、使用可能な鉄を得て いました。この絵はイギリスで描かれたもので、海綿鉄を鍛造し 鍛鉄(たんてつ)を作っている様子を生き生きと描き出しています。
水車による動力でハンマーを働かせています。1767年、産業革命が始まった 頃の絵で興味深いものです。


ロイド船級協会より頂いたのクリスマスカードです。(1998年)




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