男山天満宮            にの門 D

 千姫は天満宮を信仰し、お守りとしていました比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の 法性坊僧正(ほっしょうぼうそうじょう)が作った天満大自在天神の木像を「男山」にまつり 朝夕ここからお参りしたといわれます。同社は「男山」に東向きに建っています。

 武蔵野御殿

 三の丸にあった千姫夫妻の下屋敷は、戸襖(とぶすま)に金箔(きんぱく)を貼り、武蔵野を しのばせる薄(すすき)が一面に描いてありましたから「武蔵野御殿」と呼ばれました。

 武者溜り(むしゃだまり)

 この一角が「武者溜り」で、いざ、合戦となると、ここに武士を集め、指揮者がそれぞれの 配置場所や作戦上の注意を与えたところです。

 石落し

 これは石落としと言います。下のほうを監視し、石垣をよじのぼる敵兵に石を投げたりする ための装置で、土塀の外側や櫓(やぐら)の隅などに設けられています。

    

にの門 D 西側の鬼瓦

 頭上をご覧下さい。この櫓は次に通ります「にの門」なのですが、破風の棟の鬼瓦に十字架が 見られます。これは姫路城に羽柴秀吉を迎え入れた先の城主、黒田官兵衛孝高ゆかりのものと考えられます。  このほかこの城には、築城の際又は修理の際に作られた諸家の紋瓦が見られます。




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