姫路城の特徴

姫路城が二つとない名城といわれるのは、

(1) まず城の良し悪しは「縄張」(なわばり) とよばれる設計、構成、仕組みによって決まるといわれます。
   姫路城は姫山という丘を利用した平山城ですが、姫路城の縄張は螺旋(らせん) 式縄張といわれ、何重もの
   抵抗線となる複雑巧妙なものであることです。
(2) 天守閣が、大天守と三つの小天守をむすんだ連立式です。
(3) 加えて、千鳥破風(ちどりはふう)、唐破風 (からはふう)が巧みに組合わされ、木地を外に出さない
   いわゆる白漆喰総塗籠(しろしっくいそうぬりこめ)です。
(4) 全体の構造がよく整って均斉がとれ、形が秀でて美しいことです。
(5) また、天守をはじめ、櫓、門など82余りに及ぶ建造物を中心に、昔の姿がよく残さ れて、わが国の城郭の
   制度を知ることができることなどによります。

指定文化財

国宝8 大天守、東、乾、西の各小天守、イ、ロ、ハ、ニの渡り櫓
重要文化財 「菱の門」「化粧櫓」堀など国宝以外のすべての建造物
特別史跡 中濠以内

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