あぶない手すり  (ステンレスと鉄)


 異種材を接合したり連結して使用する場合には、発生すると思われるさびに十分注意する必要があります。 すきま腐食や電池作用による腐食が増幅されて思わぬ結果をもたらします。
 この写真は名古屋市港区にある歩道橋の手すりです。(2002年9月撮影)鉄に塗装を施したパイプをステンレスの固定金具で留めています。 設置後何年経過したのかわかりませんが、みごとに固定部分が脱落しています。

 鉄とステンレスを繋ぐ部分には、接合部の防水や防錆の工夫が必要です。 又、電気の発生しやすい海水中でのステンレス使用の場合には亜鉛板やアルミ板の犠牲陽極が必要です。 犠牲陽極がある間はステンレスはさびにくいものです。





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