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吊り具用チェーン

 平成10年6月に労働安全衛生規則の一部が変更されました。その中にチェーンの 安全係数の変更が含まれています。要件を満たした、チェーンであれば、安全係数を 4にして良いのです。その結果もっと細いチェーンが使える!ことになりました。  従来は安全係数が5でしたが、外国ではISOの規格に基づき4だったのです。 それが今回の改正により、同じ基準になりました。  以下に一般的に使われている、吊り具用チェーン(グレード80)について例示します。

種類 線径 W.L.L P.L B.L
T−5 5.0 0.8 0.63 1.6 3.2
T−6 6.0 1.1 0.9 2.3 4.5
T−6.3 6.3 1.2 1.0 2.6 5.1
T−7.1 7.1 1.6 1.3 3.3 6.5
T−8 8.0 2.0 1.6 4.2 8.2
T−10 10.0 3.2 2.6 6.5 13
T−11.2 11.2 4.0 3.2 8.0 16
T−13 13.2 5.5 4.4 11 22
T−16 16 8.0 6.6 17 33
T−20 20 13 10 26 52
T−22 22 15 12.5 31.5 63
T−25 25 20 16 40 80
T−28 28 25 20 50 100
T−32 32 30 24 60 120

次のいずれにも該当するつりチェーンについては安全係数が4でよい。

1.切断荷重の1/2の荷重で引っ張った場合において、その伸びが0.5%以下のものであること。

2.その引張強さに応じて、切断時に必要な伸びがあること。(規定値)

                       (労働安全衛生規則第164条および469条による)

  具体的にはJIS B 8812 およびB 8816 に準じた吊り具用チェーンに適用されます。

安全係数=切断荷重/使用荷重

WLL :使用荷重 Working Load Limit

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