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アンカーリングの由来

 錨の先端部に付くシャックル状のものをアンカーリングと呼びます。よくチェーンとアンカーをつなぐアンカーシャックルと間違われるのですが、それは、大航海時代以前より太い錨綱(いかりづな)が取付易いように大きな丸環(リング)が付いてたからです。錨綱(いかりづな)は麻で出来ていて、ヘンプと呼ばれました。
 1808年 イギリスでアンカーチェーン(錨鎖)が開発されるとアンカーリングもチェーンを取り付けやすいシャックルの形状に変化しましたが、名前は従来どうりアンカーリングです。アンカーシャックルの呼び名は世界共通ですが、唯一、ロイド船級協会のみがエンドシャックルと言う呼称を使っています。