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九鬼水軍  (文録二年 1593年)
















 織田信長は天下統一を目指ましたが石山本願寺制圧のため長期の戦いを強いられました。本願寺を擁護する毛利水軍との戦い(石山合戦(1570年〜1580年)に九鬼水軍を用いますが、緒戦敗北します。九鬼義隆に命じ、鉄張りの大砲を装備した大型船を建造し大坂湾の制海権を得て、この合戦は終結に向かいました。
 豊臣秀吉の朝鮮出兵のおりにも九鬼水軍は活躍します。九鬼義隆の長男、九鬼成隆を大将とする旗艦、日本丸を中央にすえ戦陣を組む絵が残されています。
(上図)
 船柵という戦法で船を鎖でつなぎ港を封鎖したのでしょう。四爪(よつづめ)の錨と鎖が描かれています。しかし日本水軍は朝鮮軍の将軍、李舜臣の亀甲船に破られました。ちなみに彼は朝鮮護国の英雄として今も崇められています。

資料 熊野本宮大社 熊野久鬼水軍展による