鍛鉄    興味深いクリスマスカードがロイド船級協会より届きました。(1998年)

ジョセフ・ライトの絵
 イギリス、ダービー地方に住んだ画家、ジョセフ・ライトは 18世紀後半、産業革命期の科学技術の発達を情熱的 に描きました。当時の先進的な技術や考えかたを彼一 流の手法によって表現しました。
この鍛造と題する絵では、灼熱のインゴットの発する光を 強調し、労働者達を光の中へ浮かび上がらせています。 それはまるで産業革命を象徴しているようです。
鉄とその後に生まれる鋼は産業界と造船業界に決定的 な変化をもたらしました。
ロイド船級協会は当時からずっと、鋼とその品質向上に 注目しています。


関連年表

1735年 ダービー2世、コークスを燃料に鉄鉱石の溶融に成功
1760年 ロイド船級協会設立
1765年 ワット蒸気機関のコンデンサー発明
1767年 レイノルズ、鋳鉄レールを考案産業革命のはじまり
1769年 アークライトの水力紡績機発明
1772年 鍛造(ジョセフ・ライト)
1773年 リバプール・マンチェスター間に運河完成
1779年 アイアンブリッジ完成
1787年 ウイルキンソン、世界初の鉄船建造

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