姫路のくさりづくり  2

 昭和30年代の後半に技術革新が起こりました。フラッシュバット溶接機が導入され 太いチェーンも電気溶接が可能になりました。それまで、ほとんどの製品が鍛接され 細いチェーンの一部がアップセット溶接と言われる電気溶接でしたが、溶接品質が 不安定で評判の悪い製品でした。
 フラッシュバット溶接法が導入された時を同じくして、 わが国の造船業が世界一になり急速に成長、拡大してゆきました。
 それと共に姫路の鎖業界も成長し日本一の産地になり、国内はもとより、 世界中に商品を供給してゆき、現在では国内の70%を生産しています。

写真説明

昭和30年代の鍛接鎖の製造風景   衣川 信良 作

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