開陽丸のチェーン


 開陽丸のアンカー チェーンは錨綱(いかりづな)から鉄製の鎖に変わる、変革期の中間に位置する もので、
製造方法など非常に興味を引く遺物です。

 チェーンのスタッドに付いていた刻印を調査し、このチェーンが1865年、オランダ、ライデン市に あったロイヤル・オランダ大鍛冶組合で、
手作り螺旋鍛造という方法で製造された事が分かりました。
 調査にご協力頂きました。ロイド船級協会の上谷様に、(すでにお亡くなりになりましたが)深く感謝いたします。



開陽丸のアンカー チェーン
1   3/4”(約44φmm)



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