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このCDは、アメリカはカリフォルニアにある、レインボー・レコードというプレス工場で1995年８月に500枚プレスされました。レインボー・レコードはビートルズのキャピトル盤のＬＰをプレスしていた工場です。非常に優れた技術と、個性的なスタッフを揃えた工場です。社長自らが「他にあるようなアルバム作品は作ってはいけない。この世にこれしかないものを作りなさい。」というアドバイスを創り手に語っています。光平は、そんなレインボー・レコードの強靭なアートに対する職人意識に魅せられ、ぜひここでプレスしたいと望んだのでした。
アルバムの内容は、セルフ・コンピレーション的な色合いが濃いです。古くは1977年の長谷川兄弟のアコースティック・セッションから、1994年のバンドでのスタジオ・セッションまで。それらを「デッド的な解釈」で再構成し編集したものです。ディスクの盤面まで、光平の手描きイラストというユニークなデザインといい、空間の広がりのあるマスタリングといい、日米の国境を越えた精神的理解が、その制作に感じられます。発表の翌年にはアメリカの雑誌でも非常に驚かれ、話題になりました。その国内外の批評はこちら。そして何とグレイトフル・デッドのメンバー達にも手渡されました。その意義が認められデッドの事務所から手紙をいただきました。在庫枚数も限られて来ましたので、この機会にぜひ入手されますように、よろしくお願いします。