『鉱物標本120』 を頂きました。

昔から世話になっている増子 f(ますこ のぼる)先生からFAXが届きました。
会議があって京都に行きます。翌日『鉄のふしぎ博物館』を見学したいのですが可能ですか。

翌日9月23日、秋分の日、10:00に姫路駅に迎えに。その後、弊社の『鉄のふしぎ博物館』を
案内しました。ご高齢ですが、好奇心は非常に強く『石コロは磁石につく』の説明のあとは
ご自分で強い磁石を持って、展示物一つずつ確認されていました。

9月25日、お礼の手紙が届きました。その中に、カナダの地質調査所が作成した鉱物標本120種
興味があればお送りします、と記載されていました。これが到着した標本です。

大きさ330 mm x  270 mm x 50 mm 三個の箱にそれぞれ40種の標本が入っていました。

先生のメールには
鉱石標本、本日クロネコ便で発送しました。標本120種のうち、ネオジ磁石で試験して、
磁性ありが13件ありました。
No.13;角閃石、No.43ソーダライトが磁性を示したのが意外でした。
おかげ様で、石の磁性に興味を持っています。

と記されていました。

20年ほど前のことです。東京出張の時、銀座の裏手にある安いスナックで一人で泡盛を飲んでいました。
『大学の先生は難しい専門用語ばかり使うので、説明の内容がわからない。』ママに愚痴っていました。
隅の方で飲んでいる二人の紳士を見て、『左の先生と名刺交換してください。』そう言われて従いました。

『あの先生は鉄のことに詳しいよ!』帰社して名刺を整理していて気付きました。
よくわかる本として手元においている『さびのおはなし 』の著者だったのです。
以来、機会がある毎に先生と連絡を取っていました。一度は姫路でさびの講義を受けたこともあります。

増子 f(ますこ のぼる)
東京大学生産技術研究所に長年勤務され、後、千葉工業大学教授、現在は引退されています。

  

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