産業技術記念館 見学記


 ものづくり共和国の99年、忘年会が名古屋で開催され、総勢30名が集い、各自の簡単な活動報告のあと、 懇親会がもたれました。1年間の活動を通して親密度もまし、料理と酒と話に酔いました。 100年を越える老舗の鳥料理店『鳥久』での美味しい地鶏(名古屋コーチン)は益々話を盛り上げてくれました。
 翌日、名古屋大学で博士号を取得された、大阪府産業開発研究所の中村先生に案内されトヨダグループの 産業技術記念館を皆で見学しました。その設立趣意書には ””若い人たちに「モノづくりの心」を伝えるために、トヨタグループ発祥の記念の地に、トヨタ自動車創業者  豊田喜一郎の生誕100周年にあたる1994年6月11日に開館しました。 ””と有りました。
 古いレンガづくりの大きな博物館は過去と未来を結ぶ技術の継承基地にふさわし様相を呈しています。 ボーイスカウトの子供達が大勢見学にきていました。彼らと共に、紡績機械の発展過程を学芸委員の方に 説明を受けました。実際に機械を動かし、紡績用のシャトルの変遷を体験しました。
シャトルは木製から→機械的なものに→空気→水と次々に高速化して行きました。
コンピュターで制御されたジャガードタイプの織り機では記念館のタベストリーが4分で完成するのを 驚きの目でみました。
 鍛造設備が整備され、実際に稼動します。ミニチュアのシリンダーロッドを子供達の前で鍛造します。 1200℃に加熱された丸棒、1工程目は荒地、2工程目は仕上げ、3工程目はバリ抜き、出来あがった ばかりの真っ赤な製品に注目が集まりました。
 時間が少なく、図書館とビデオライブラリーを覗くことが出来ず、次回の楽しみにとっておくことに しました。名古屋駅からすぐ近くの栄生(さこう)駅前にあります。

  

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