隕鉄 (いんてつ)

隕鉄外観  断面  断面2
写真 左から 隕鉄A(3.4 kg)         隕鉄断面B(830 g)         隕鉄断面C(50 g)

隕鉄 (南アフリカ・ナミビア共和国産)

 地球は卵のようなもの、殻は地殻(ちかく)軽い石で出来ています。
黄身は地球の核(鉄とニッケルが主成分と考えられています)現在その温度は6000〜8000℃あると言われています。
卵の白身はマグマ、火山で噴出します。鉄やニッケルなどの金属を少し含んでいます。

 地球のような核を持った星が、流れ星として降ってくることがあります。外側は隕石、中心部は隕鉄。
ゆっくりとした冷却速度で(100万年に1℃程度)特異な模様が断面に現れ角度を測ってみると正三角形なのです。
このギボン隕鉄は鉄が81〜85%ニッケルが6〜10%含まれていて磁石にひっつきます。(南アフリカ、ナミビア共和国産)

 日本では明治時代に榎本武揚が刀を作った白萩隕鉄が有名です。


『鉄のふしぎ博物館』   衣川製鎖工業株式会社

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