エジプトのベニ・ハッサンのセヌルセト二世時代(紀元前 1975 - 1930年) の古墓のレリーフに、火を間に挟んで二人の工人があたかもガラスを 吹いているような絵(下図)がありました。これは金工が金属溶解坩堝 (るつぼ)を吹筒で吹いている様子です。日本の火吹き竹と同じ ような ものです。シナイ山には銅やのの他の金属資源があり、それを採掘させ たようです。 この絵は、ガラスの起源がエジプトである証明として、論争を呼んだ ものです。 (ガラスの道、由水常雄 著 中央公論社)
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