五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡

 2014年 9月29日姫路市埋蔵文化財センターに勤務する友人からメールが届きました。
淡路市にある五斗長垣内遺跡で『遺跡に学んで みんなで鉄を作ろう』こんなタイトルのイベトが開催されますが、ご存じですか?
期間は10月 9日〜10月11日で主催者は淡路市教育委員会です。パンフレットも添付されていました。

 この遺跡は2001年(平成13年)に発見され、2007年(平成19年)から発掘調査が実施されました。 『弥生時代の鍛冶屋むら発見』などと新聞等で大々的に発表された紀元1世紀から2世紀にかけて矢じりなどを百数十年間作っていた遺跡で話題を呼びました。  砂鉄を使ってミニたたらで製鉄をするイベントに参加し、展示されている鍛冶作業の復元イラストについて教育委員会の発掘担当者に質問しました。 『ふいごの羽口は出土したのですか?』担当者『いいえ』
私『どうしてふいごの使用を推定したのですか?』担当者『ふいごの羽口は有機物で作られ残ってはいませんが、
それを包んだと考えられる円形のくぼみを持つ粘土塊が発掘されています。それで使用を推定しました。』
そう説明を受け納得しました。動物の皮を丸はぎにして羽口を付け、手で押しやすいように棒で工夫されています。


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