糖尿病 2型糖尿病における早期インスリン導入 |
12月6日(月) 14:00〜 3F談話室 講師 サノフィ・アベンティス株式会社 |
糖尿病とは。。。 糖尿病とはインスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに血液中のブドウ糖(血糖)が多くなっている状態のことを言います。 膵臓(すいぞう)からのインスリンの分泌不足による場合(インスリンが足りない状態)と、肥満などによるインスリンの効果(作用)がうまく出ない場合(インスリンがあっても血糖値が下がらない状態)とがあります。(若しくは両者が同時に起こる状態) **インスリンとは血糖値を下げるホルモンです** 増え続けている糖尿病患者。。。 糖尿病はなぜ怖い?。。。 糖尿病の患者さんは自覚症状があまりありません。そのため、高血糖を見逃したり、未受診の患者さん、治療をうけていたのに治療を中断してしまった患者さんが50%にものぼります。 このような患者さんが再び治療をうけるようになるのには「糖尿病合併症」を発症するからであり、 糖尿病の真の怖さはこの「糖尿病合併症」にあります。 糖尿病合併症には「糖尿網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」の3大合併症があります。 「糖尿病網膜症」は合併症の中で目に起こる合併症で一度進行してしまうとなかなか治りにくく、しばしば失明の原因にもなります。 「糖尿病腎症」は体内の老廃物を尿として体外に排出し、綺麗な血液を体内に戻す役割をしている腎機能が低下する合併症です。近年では糖尿病腎症により慢性腎不全を起こし、人工透析が必要となってくる患者さんが急増しています。 「糖尿病神経障害」は主に末梢神経に起こる合併症です。比較的早期に発症します。神経が正常に機能しなくなったらたとえば知覚神経の場合、痛みを感じにくくなります。極端な例を挙げると、素足で画鋲を踏んでも痛みを感じません。痛みを感じないから治療もしません。傷からバイキンが入り、足が壊死し、気づいたときには切断しなければならない。ということにもなりかねません。 また糖尿病患者の方は健康な人にくらべ平均寿命が10〜13歳短いといわれています。
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