高血圧とは。。。
そもそも血圧とは、血液が動脈を押し広げようとする圧力(BP:Blood Pressure)のことです。心臓が収縮
するときにもっとも高くなり、逆に心臓が拡張するときに最も低くなります。
最高血圧(収縮期血圧) : 心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力
最低血圧(拡張期血圧) : 心臓が拡張して血液を吸い込むときの圧力
平均血圧 = 心拍出量(心臓が送り出す血液量) × 抹消血管抵抗(血液の流れにくさ)
高血圧は血液を繰り返し測った時に、高血圧の基準値よりも高い場合に高血圧症と診断されます。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインでは、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を高血圧と定義しています。
高血圧はサイレントキラー。。。
高血圧症は一般的に特別な症状が出にくく、自覚症状がほとんどありません。
しかし、脳卒中や心筋梗塞、狭心症、心不全、腎不全など生命に関わる合併症を引き起こす可能性のある恐ろしい病気です。
自覚症状のないまま、生命に関わる重大な合併症を引き起こすため高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれています。
高血圧の危険因子。。。
高血圧になりやすい生活習慣があります。つまり生活習慣を見直すことで軽度の高血圧は改善されます。
○食塩 → 食塩の摂取量が多いほど血圧が高くなります。(特に日本人は塩分の影響を受けやすい体質なのです)1日の塩分摂取量を10g以下、5〜6gが理想です。
○飲酒 → 過度の飲酒は血管を収縮させ、血圧を高くします。逆に少量のアルコールは血管を拡張し血圧を下げます。
○喫煙 → 喫煙は百害あって一利なしです。喫煙も血管を収縮させるため血圧が高くなります。過度の飲酒と喫煙との併用により、心臓の病気になる危険性は高くなります。
○肥満 → 肥満は高血圧のほか、糖尿病や高脂血症も引き起こしやすくなります。20分から30分の有酸素運動を心がけ脂肪を燃焼させましょう。
高血圧の治療薬。。。
高血圧の治療には
@ARB:アンジオテンシンU受容体拮抗薬
→血圧を上昇させる「アンジオテンシンU」という体内物質を抑える。
Aカルシウム拮抗薬
→心臓や体の血管を広げて血流を良くし、血管の抵抗を減らすことによって血圧を下げる。
の二つが多く使用されています。
この二種類の有効成分からできているのがエックスフォージです。
これらの二つの成分が一緒に作用することで高圧効果が高まり、十分血圧が下がるようになります。
また、心臓や腎臓への負担が軽くなることも期待ができます。
早めの治療を。。。
先述の通り、高血圧には自覚症状がありません。
ですので健康診断などで血圧が高いといわれてもそのままにしておく方が多くいます。
生活改善の見直し、高血圧治療薬を使用すれば高血圧は改善することができます。
合併症を引き起こしてからでは遅い、高血圧。
血圧が高いといわれたら少しでも早く治療にかかるようにしましょう!
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