AOL,YHOO,AMZNは昨年、急速に上昇しましたが、ドイチェ・バンクのアナリスト、Alan Braverman によると、依然これらの株はインターネット・セクターにおいて “The best long-term investment” であるということです。 “これらの会社は、経営戦略も最高だし、他のライバルよりも簡単にNo.1のポジションを獲得したし、他の潜在的ライバルに対してもプレミアムを持っている” とCNBCに語りました。 Braverman氏はこれらの“インターネット・ブルーチップ”は昨年かなり上昇してしまった。 1年前の状況とくらべ、これからは上昇余地はそれ程のものでは多分ないかもしれないと指摘。 彼は投資家に対し、マーケットは短期的には予測不可能なものだから、これの株式は長期的投資とみなすのがいいだろうアドバイスしています。
# 特集!! eBay
の CEO, Meg Whitman インタヴュー。 ( 11/02/1998 )
Profile : カリィフォル二アのサンホセを拠点とする eBay はネット上で直接個人間のオークション・サービスを提供する会社です。 eBay を通 してユーザーは相互に商品を買ったり、売ったりすることができます。
Notable : ゴールドマン・サックス主幹事。350万株を公募売出し。なんと、公開初日の終値は$47。現在は$80。公開に携わったインベストメント・バンクで働くアナリスト達から強い推奨を受けています。例えば、ゴールドマンの Rakesh Sood氏とMicheal Parekh氏はeBayを推奨リストに入れ、“eBayのユニークで、課金可能なビジネス・モデルはインターネット手段の特性を一番よく開発しているものだ。そして一方、その財務モデルは売上の伸びと高いマージンを予想できるものだ。” と述べています。 IPOに関与しなかったMorgan Stanley Dean Witterのインターネット・アナリスト、Mary Meeker氏も、例外的に親指をたて満足の意を示しました。eBayが公開したその日にMeeker氏は“強気”の株式レポートを発表しました。 DLJのインターネット・アナリスト、Jamie Kiggen氏も今週、eBayのカバーを開始、“BUY”にレーティングし、今後12ヶ月の目標株価を$100に置きました。
Interviewer・・・IPOの日、どんな気持ちがあなたの頭をよぎりましたか?
Whitman・・・・・ロードショウがうまくいっていたと思ったので、物凄く興奮しました。その日、起きてまず始めにナスダックにいきました。私にとっては初めての経験でしたが、ナスダックのオペレーションを全て見るのはとても面白かったよ。それから、寄付を見るためにゴールドマンにいきました。これも面白かった。トレーディング・フロアーで取引の様子を見るのは信じられないほど面白かった。特に、eBayのティッカーが点滅した時は興奮したよ。
Interviewer・・・
IPOに先立って起きた出来事の中で興味深かったのは、OnsaleやYahooが無料のオークション・サービスを開始すると発表したことです。興味本位な質問ですが、彼らの発表のタイミングをどう思いました?そして、どうして手数料を維持できると思うのですか?
Whitman ・・・・・
# AOL,汚名返上! − 34%が満足 ( 09/29/1998 )
Odyssey
Research 社の最新調査によると AOL
のユーザーの34%が “good” か “excellent”
にAOL
を評価しているとのことです。
2年前までは “ 頼りない ” との評判だったAOL は見事に汚名を返上しました。
家庭でのオンラインサービス・シェアを昨年の20%から27%まで伸ばしました。
競争相手の AT&Tの WorldNet、
Prodigy
( プロバイダー、10月末公開予定 )はともに3%、
Microsoft のMSN は2%のシェアなので、家庭では
AOL が断トツです。 このAOLの躍進もあってか、家庭でオンラインサービスを受けている人の32%が
“とても満足
している” とのことです。
今やオンライン・サービスは家庭で非常によく受け入れられています。
# EarthLink,アクセス・アカウントが40%増! ( 09/25/1998 )
EarthLink は本日、登録者数が100万人に達する見込みだと発表しました。1年前は71万人。
CEO
の Garry Betty によると、このうちの多くが Apple Computer
の新PC、iMac の購入者によるもの
とのこと。
# AOL 会長、社長 自信満々!! − 会員3500万人!? ( 09/18/1998 )
16日、Upside Magazine 主催の会議で AOLの会長
Steve Case 氏は “ マイクロソフトは独占している とは
思わない ”
との見解を示しました。 また、自身の会社もオンライン・ビジネスにおいて独占力を発揮していることは
ないと発言しました。
サーチ・エンジンのYahoo, Excite、 また、インターネット・プロバイダーも内容を充実させて
オンラインサービスを提供していると指摘し、オンライン・ビジネスはもっとも競争的な市場であると発言しました。
“ こうした動向は全く消費者の嗜好に基くものである。 彼ら (他の会社 )は本質的にはAOLが今までやってきた
ことのまねをしようとしてるに過ぎない
” と自信満々です。 ライバルになると目されている Netscapeの
Netcenterに
に関してコメントを求められた
S. Case 氏は “ 彼らは素晴らしいブランドを持っているが、閲覧者を惹きつけておくのに
少々難があるようだ。
人々がほんとに欲しているものは、使いやすさと、楽しさと、人生を豊かにしてくれるサービス
です。” と答えました。
アメリカ・オンラインは今や独占が云々と言われるぐらいの存在になりつつあるのですねえ。
" Our challenge is to make sure
we are always raising the bar of the experience
for our members " Steve Case
15日には社長の Bob Pittman 氏からAOLの成長について強気の発言がありました。
NationBanc Montgomery
Securities のカンファレンスで
Pittman氏は “ 今後数年間でOnline Subscribers は2300万人から7500万人になり、
その半数をとる!
AOLの利点はその使いやすさだ ” と。
急成長の市場で50%のマーケット・シェア!? WEW!!!会員が3倍になるのなら単純に株価が3倍になっても
不思議はないですよねえ!?
# " AOL Inside " ソニーとマーケッテイング合意 ( 09/14/1998 )
AOL は アメリカとカナダで販売されるソニーのPCのデスクトップにAOLのサービスが搭載されることになると
発表しました。インストール前の状態でソニーの
VAIO Tower とノートブック・パソコンに内蔵されることになるという。
AOL の Marketing
President、Brandt 氏いわく “ 多くの消費者がAOLを使うためにPCを購入するのだから(
あらか
じめインストール前の状態で搭載 ) そうしたのだ。 これで彼らはオンラインに行けるようになるよ
” と。 AOLは既に
Acer
America や Hewlett-Packard とも同じような契約に合意している。
“ Intel Inside ” じゃないけどインテルやマイクロソフトと同じような地位についにAOLも達したのか!?インテル
やマイクロソフトがいかにPCメーカーに対するマーケテイングの巧妙さで
“ 事実上の標準 ” を確立したかは昨今の
司法省の告発をみるまでもなく皆さんもご承知のことかと思います。今、まさにAOLはオンライン・サービスの
“ de
facto
standard " にならんとするかのようです。 ソニーもAOLを搭載すれば自社のPCが売れると判断したのでしょう
から。
# アメリカオンライン、会員数 1300万人突破! ( 08/27/1998 )
文句無しのインターネット界のキングAOLの会員がついに1300万人を突破しました。
COOのBob Pittmanは
" これは地球規模で成長の勢いが増していることの兆しである
" という。 もっとも、1200万人から1300万人まで
100万人増えるのに133日要している。
ここにきて、 増加率が鈍ってきているが、 これは過去3四半期 ( 1-3月、
4-6月、 7-8/27 )はクリスマスや新学期がない時期にあたるためで季節的要因であると考えていいのか、
それとも
会員増が鈍化してきているのか、
判断は難しいところです。 僕は、 季節的なものだと思います。 米国内での会員数は
今後頭打ちになるかもしれませんが、
国外での増加が期待できるでしょう。 今年度にオーストラリア、 香港でもサービス
を開始します。
900万人 − 1000万人 ・・・・・・・ 76日
1000万人 − 1100万人 ・・・・・・・ 64日
1100万人 − 1200万人 ・・・・・・・ 86日
1200万人 − 1300万人 ・・・・・・・ 133日
#マスメデイアになったAOL!! ( 4/27/1998 )
AOLの時価総額は$13.8billion(1兆8000億円)に達しました。これはワシントン・ポスト、
NYタイムズ、ダウ・ジョーンズの3社を合わせた規模になります。また、1200万人を超える会員は
TIME、NEWSWEEK、US news & world reportの3誌の購読者を足した数に相当します。
これからのライバルは同業他社というよりも、放送局や新聞社、雑誌社、通信事業者などの既存のマスメデ
イアになるのでしょう。広告主にとっては、1人平均1日51分AOLにプラグをつないでいる会員(14分/1日、
1996年)や会員の多くがパソコンおたくではなく普通の人たちである(52%が女性)ことなどは大変な魅力
と映ることでしょう。
"
I remind people all the time that Coca-Cola does not win the taste test.
Microsoft is not the best operating system. Brands win "
AOL's Bob Pittman
最近米国株式市場ではYAHOO, AMAZON.COM, AT HOMEをはじめインターネット関連銘柄が人気を集めています。
先日、Fortune誌で若干39歳のCEO、S.CASE氏が表紙を飾り、驚くべき成長企業AOLはその勢いのとどまる
ところを知りません。果たして、AOLは群雄割拠する米国ハイテク企業の中で覇権を確立し、投資家達の期待に
こたえていく事ができるのでしょうか。今まさにFortune誌で述べられているよう、the
internet's first superpower
にならんとするAOLをWATCHINGしていこうと思います。( 1998.4.20 )
GIANTSとの単純比較
四半期決算期 売上(Revenues) 純益(NetIncome)
1株益(EPS) 従業員数
アメリカオンライン 12/31/97
592 mil$ 20mil$
0.10$ 7,371
(AOL)
マイクロソフト 12/31/97
3,585 mil$ 1,133mil$
0.47$ 22,232
(MSFT)
ソニー
12/31/97 45,670 mil$
1,124mil$
2.49$ 163,000
シスコシステムズ 1/30/98
2,016 mil$ 457mil$
0.45$ 11,000
(CSCO)
AOLは、売上でMSFTの1/6、純利益で1/56の水準です。今後、売上の伸びよりも
広告収入等の増加による利益率の向上がキーポイントになるでしょう。すでにプライムタイム
の視聴者数が62万5千人と人気ケーブルテレビのMTV(同、50万2千人)を抜き、一層の広告
収入の増加が期待できることでしょう。(1998.4.21)
"
A top-down government regulations will stifle a medium that transcends
borders
and builds international communities " Steve Case, AOL Chairman
and Chief Exective