姫路城にはその昔、いろは順に名づけられた門が15、その他の門が69、あわせて84門ありましたが、
今は、いろは付きが13、その他の門が8、合計21門残っています。
水の門
「ほ」の以内、天守に近づくと「水」がつけられています。
門のいろいろ
棟門(むねもん) …「ち」の門「水一」「水ニ」門
高麗門(こうらいもん)…「い」「ろ」「へ」「とニ」
「と四」「り」門うち「へ」門は
潜戸付、他5門は脇門付
櫓門(やぐらもん) …「菱の門」「は」「と一」「ぬ」 門
うち「ぬ」門二重櫓
埋門(うずめもん) …「ほ」「水三」「水四」門
穴門(あなもん) …「る」の門
(写真は「ほ」門と油壁)
三国堀 A
この四角の堀は、「三国濠」と呼ばれます。池田輝政が播磨、淡路、備前の3カ国から人夫を集めて
築いたところからこの名が出たといわれます。
ここは戦術的に重要な場所で、もしも、敵兵が「菱の門」内になだれこんでも、正面「い」の門から
本隊が迎え撃ち、西側の背後から、更に東の「るの門」からゲリラ隊が出撃し挟み打ちにする。逃げ場を
失った敵兵はこの乾濠に落ちこむという仕組みになっています。広さは約2500u、今では水がたまり
防火用水にもなっております。
(写真は三国濠から天守を望む)
もどる
すすむ