「しそう自立の家」には知的なハンディキャップをもつ人たち50人が暮らしています。大きな人数の更生施設としてではなく、家庭的な暖かみのある小さなグループで、一人ひとりの人格が尊重され、個性を伸ばすことが出来るように、ひとつの建物を4つに仕切って4つのグループ生活が出来るようようにしています。ふだんの生活はグループのスタッフとともに、それぞれのリビングルームに分かれて行います。個室の好きな人には一人部屋を、友達と生活したい人には2人部屋を用意して、食事をしたりお茶を楽しんだりする時はみんなリビングに集まります。「しそう自立の家」には4つの小さな共同生活があるのです。





それぞれの能力や適性によって農作業で野菜を作ったり、木工作業でクリスマスのオーナーメントを作ります。神戸のパンやさんの指導で焼くパンは「はりま自立の家」「はんしん自立の家」「しそう自立の家」3つの自立の家の朝の食卓に出されます。自分たちの住まいを美しく保つハウスキーピングのグループもあります。生花や手芸、モザイクガラスの教室など趣味の教室も活発です。週末は近くのスーパーマッケットに買い物に行ったり、理容院や美容院に行き、グループリビングごとのバーベキューなどのプログラムも楽しみます。

私たちの社会にはいろいろな人が生活しています。子供も大人もそして人生の経験を重ねてきた人も。ハンディキャップをもつ人もハンディキャップをもたない人も。一人ひとりはみんな同じ社会を構成する大切な人間です。いろいろな人の存在をお互いに認め合い、尊重して支えあって暮らしていけることが出来たらきっとすばらしい社会になると思います。ハンディキャップをもつ人が”障害”をもつ人として特別視されたり特別扱いでない同じ社会の普通の人として暮らしていけるようにしたいのです。障害がるために特別な人として見るのではなく、たまたまハンディキャップをもったひとりのふつうの人として普通の暮らしをするのです。地域社会の一員として「共に生きる」社会をつくりたいと願っています。デンマークで始まった新しい福祉の思想、ノーマライゼーションを「しそう自立の家」で実現しようと思います。