ピップエレキバン  (7 月号)

 ワープロに向かう、パソコンを操作する。目が疲れ、肩こりがひどくなった、ピップ
エレキバンでも・・・・こんな方も多いのではないかと思います。会議室や教室のホワイト
ボードには資料を止めるために、赤や黄色の丸い磁石が使われています、細長いものも
あります。キャンプや山登りに使う方位磁石、ハンドバック・冷蔵庫・モーターなどの
フエライト磁石、各種の磁石がいろんな場所で大活躍しています。
 フエライト磁石の製造は粉末のベンガラに鼻薬を混ぜ、成形・焼成し、着磁させる方法
です。粉末鍛造をごぞんじの方は、それと殆ど同じです。これらのフエライト磁石は安価に
沢山生産され、いろいろな用途に使われています。
 日本は世界最大の磁石王国で年間15万トンも生産しています。パソコン関係にはハード
デイスク・フロッピーデイスク・磁気カードなど記録媒体やモーターなど回転体や音響部分
のスピーカーなどに沢山使われています。ピップエレキバンもフエライト磁石の一つで姫路の
友人が製造しています。
 磁石は私の興味を引くものです。子供の頃から不思議!!不思議!!今でも不思議に思って
います。昨年のはりまテクノフオーラムの時、展示品の中に天然磁石を出し、各種の磁石と
砂鉄を持っていったところ、子供たちが大喜びで砂鉄遊びをしました。
 フエライ磁石はベンガラ(Fe2O3)や鉄の圧延工程で発生する錆(Fe2O3)が
主原料で、添加する鼻薬は炭酸バリウム(BaCO3)や炭酸ストロンチウム(StCO3)
です。

写真の天然磁石はアメリカ、ユタ州産で、私の宝物です。ゼムピン数珠つなぎにぶら下げた姿は 来客を驚かせています。



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