長浜市長の顔
10月2日と3日の両日、長浜市と彦根市を訪問しました。神戸の異業種交流会、
その他にも、部品置場・半製品置場や工程の中に種々の工夫がなされていました。
高品質の多品種少量生産は困難なものと思いますが、見るといとも簡単に出来ていました。
これまで、技術者の人達や製造現場の皆さんが知恵を出し合い工夫を重ねられた結果だと
深く感心しました。
長浜は、秀吉が初めて城を持ったところです。その町を活性化させるため秀吉にあやかろうと、
10年以上も前から、芸術版『楽市楽座』を10月に開催しています。偶然その日にあたり、
道路の左右や中央にところ狭しと店が並んでいました。手づくりの木工製品、染物、陶器、絵画、
ガラス細工、ブローチなどなど沢山あり、お年よりから子供まで人出でごったがえしていました。
我々はシルバーガイドの稲垣さんに案内してもらって黒壁のガラス館や秀吉ゆかりの
大通寺を見学しました。
北国街道に面して、立派な商家が立ち並んでいました。私の興味を呼び起こしたのはガラスの
資料館として残されている、安藤家のベンガラ格子でした。ベンガラの話を次回から書きたいと
今、調べ始めました。
ハイステップグループの研修旅行でした。ヤンマーディーゼルの長浜工場と関連会社で
ある神崎高級工機、伊吹工場の見学が主たる目的でした。長浜工場では農業用と
小型船舶用のエンジンが製造されています。一つのラインから複数の機種が流れ作業で完成してゆく
組み立てラインには驚きを感じました。エンジン本体と部品箱が一緒に流れてきます。
その部品箱には一機毎に異なった部品が入っているのです。
『よくこれで間違わないものだなあ!』と感心しました。その秘訣は一機ごとの製造作業票を
コンピューターに読み取らせると、必要部品の入っている箱(ズラット並んでいる)の赤い
ランプが点灯します。作業者は走りながら箱にそれらを取込みます。部品を取り出す時、
スイッチ部に手が触れ、ランプが消えるのです。赤ランプが無くなった時、その機械の部品は
全部揃っています。
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