未来の船

 子供の頃、『海底2万マイル』の本を読み、あんなに自由に水中を泳ぎ周れたら幸せだなあ! と思いました。当時、空想の中でしかなかった事柄が通常のものになりました。月旅行のロケット、 原子力潜水艦、色々なロボット等々。
 人々が櫓(ろ)や櫂(かい)で動かした舟が帆を付け、自然の風を利用するようになりました。 機械の力で船が走るようになったのは産業革命以降のことです。1819年サバンナ号は蒸気機関の 外輪船で初めて大西洋を渡りました。日本では江戸時代末期に洋式帆船の建造が活発になったころ 蒸気機関でスクリューを回して走る船が登場します。

 石炭・石油・原子力…エネルギーは何に替わっていくのでしょう。
 櫓・櫂、風力、外輪・スクリュー・ジェット水流…推進力はどんなに変化する??

 ここには実験船『ヤマト1』を取り上げました。超伝導の電磁コイルを使って電磁力で水流を起し、 推進力とする船です。スクリューがないため、振動や騒音のない船です。こんな船が走ると 環境破壊もなくエネルギー危機もすんなりと乗り越えられるかな?超高速の自動化船、 テクノスーパーライナーも実験船が完成しています。

 将来の技術発展に期待しています。


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