おたふくの面
おたふくの面 もう10年近く前のことです。姫路商工会議所で 開催された産学交流会の研究・意見発表の時、当時、 姫路工業大学工学部の岩崎教授が面白い発表をされ ていました。『まるでプラスチック製のようですが ?』おそるおそる質問した私に『衣川さん、面を触 ってみてください。』教授。『指で叩くとポコポコ、 あれ!アルミですか?』 こんな会話から非常に良く伸びる特殊なアルミの 話を教えて頂きました。このお面は、アルミニュウ ムの板を膨らませておたふくを作りました。ちょう どお餅を焼くように空気の力で膨らませるのです。 言ってみれば焼き餅成形法です。専門的には超塑牲 成形法(ちょうそせい せいけいほう)と言います。 ちなみに、「おたふくのような顔立ちは、福を呼ぶ好ましい顔立ちとされていたが、 美意識の変化から不細工な女性を罵(ののしる)言葉としても用いられるようになった。」と、 ものの本に記載されていました。 『鉄のふしぎ博物館』に展示しています。ぜひ、古代の美人と対面してください。 お面のデーター 板の大きさ 290 mm x 260 mm 厚み 1 mm 重さ 205 g お面寸法 180 mm x 160 mm x 65 mm |
『鉄のふしぎ博物館』 衣川製鎖工業株式会社
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