鍛冶用竪型ふいご


 この図は、西夏(1032〜1337年、西域にあった国)の壁画(敦煌、楡林窟)で木扇式ふいごを使用している 鍛冶屋の画があります。竪型ふいごがシルクロードを通って、中国→西域→ペルシャ→イタリアへと伝わったかもしれません。
 ちなみに、イギリスのダービーがコークス製鉄を成功(1709年)させましたが、それよりも400年も前に 中国では漢代(1078年ころ)に石炭が利用され、さらに南宋の末年(1270年頃)にはコークスを高炉燃料に 使用したことが発掘により明らかになっています。




参考資料  人と金属のあゆみ 原 善四郎 アグネ 技術センター 95年



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