今年4月(2001年)、三条にお住まいの刃物鍛冶、岩崎重義先生のところで鍛接ナイフの
製作を教わりました。その時のことです。
『衣川さん、この鉄は土蔵のかんぬきに使われていたもの。炭素量が0.05%以下だよ。
火花が小さいでしょう。これはスウェーデンの錬鉄、これも炭素量が少ないね。これは
昭和初期に作られた玉鋼、0.5%以上かな?』グラインダーの前で火花試験を見せながら解説していただきました。
鍛冶屋は火花の形や色によって、材質を判断し製品を作っています。これを機会に、
火花試験のことをホームページにアップしました。 画像をクリックすると説明文が出ます。
なお、これらの資料は兵庫県立工業技術センターの機械金属工業技術支援センター(三木市)
より提供をうけました。
同センターでは火花試験の学習用CDロムが完成し、(有)山本科学工具研究社より発売しました。
弊社でも販売していますので、ご希望の方はご連絡ください。又、詳しくはここをごらんください。
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