週末

バスが停車場を離れてしまう
手をふる君がいる訳もないのに
幾度も幾度もふりかえり
君を探す
休みになればここに来ては
君と語り オー 明かした
遠い日々

暑い夏も 雪の冬も
君は僕の胸の中にいた
暑い夏も 雪の冬も
君は僕の胸の中にいた




バスが君の街を離れてしまう
僕がかつて愛した オー あの人は
そよ風のように美しく
ほほえんでみせる人だった
風よ樹々よ笑っておくれ
あの人は夕べ知らない人の
ところへ行ってしまった


暑い夏も 雪の冬も
君は僕の胸の中にいた
暑い夏も 雪の冬も
君は僕の胸の中にいた