あの頃
作詞作曲・甲斐よしひろ


赤レンガの街白い坂道を
ひきつれて僕の目の中に立っている
時計の針は動くこともやめず
人の足は止ることさえ知らない

僕の想いよ闇を突っ切って
あの娘の胸にとどけ

茶色の木の葉が一片落ちたら
襟をたて人は通りすぎていた



捨ててきたものも拾えず
つかんだものも落として
僕はまた一人歩いている
時は人の心も巡りゆく季節も
みんなみんな変えてしまった

僕の想いよ闇を突っ切って
あの娘の胸にとどけ

人は別れるためにめぐり逢うことなど
きっときっとなかったはず



僕の想いよ闇を突っ切って
あの娘の胸にとどけ