灘のけんか祭り−宇佐崎−


屋台がそれを表しているように宇佐崎(うさざき)地区は白浜町の東部及び海岸線にかけてと大きな地区である。かつては歩立にて射る的場(歩射)がここにあったため、「歩射崎」とよばれていたのが宇佐八幡宮の「宇佐」をとり、「宇佐崎」とよばれるようになった。 現在の屋台は平成5年に新調され、屋根の紋は前後が「龍」、左右が「左三つ巴」である。 また、特に目を引くのがその屋根の上に輝く大きな露盤。東に「青龍」、西に「白虎」、南に「朱雀」、北に「玄武」と、「四神」と呼ばれる 神々があしらわれており、身に降りかかる災厄を取り除き、ますますの発展・繁栄を願う宇佐崎の人々の想いが彫りこまれている。 太鼓の音には定評があり、かつてその響きは北は姫路市北部の広嶺山から南は播磨灘・家島諸島にも届いたという。

新旧の屋台を並べてみました。


先々々代(左)と先々代(右)の宇佐崎屋台です。先々々代は昭和8年に新調され昭和40年の姫路博覧会まで練り出されていました。 その後、昭和41年に先々代が新調されました。なお、この屋台は朝来郡生野町で今も現役で練られているそうです。


昭和54年に新調された先代の宇佐崎の白木屋台です。この屋台も現在は姫路市豊富町で練られています。隣は先代中村屋台です。


平成20年5月18日、先々々々代の宇佐崎屋台が加古川市志方町原地区より73年振りに宇佐崎村へ里帰りしました。


屋台は明治33年に宇佐崎村の武田達次氏が製作したものだそうで、昭和10年に原地区さんへ売却されたそうです。


宇佐崎では10月13日夕方、村内を練り歩く「大鳴らし」が行われます。 中高生の若い人もこの「大鳴らし」で屋台練りの練習をしています。 この「大鳴らし」が行われると祭りムードは一気に高まっていきます。 屋台が出ると老若男女を問わず村中から大勢集まってきます。灘の「祭り好き気質」がお分かりいただける光景です。


宇佐崎と妻鹿が練り合わせながら楼門前に進んでいくところです。 灘七ヶ村の中でも特に大きいこの二台の練り合わせの迫力は、 画像だけでは決してお分かりいただけないと思います。 ただ、練り合わせの近くは非常に危険であり、また、練り合わせの妨げにもなりますので、 灘祭りに来られた時は、少し離れたところからご覧下さい。


宇佐崎屋台の特に目を引くものとして、屋根の上の露盤がその一つに挙げられますが、 今年、その露盤の四神に彩色が施されました。画像は「白虎」です。