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2012-13年度奨学生を募集します。
姫路中央ロータリークラブは1994年に、クラブ創立10周年記念事業として「姫路中央ロータリークラブ国際親善奨学基金」をロータリー財団内に創設することに着手し、15周年(1999年)に完成しました。従来の「ロータリー財団国際親善奨学生」制度とは別枠の、世界で初めてロータリークラブ単独の奨学基金です。
これに基づき、姫路中央ロータリークラブでは、2001年7月からほぼ毎年奨学生1名を派遣しております。姫路中央ロータリークラブでは、2013年7月以降派遣の第9期奨学生を若干名募集致します。
支給される奨学金は1年間の留学生は27,000ドルを限度とした実費額で、奨学生となった留学生は自らの専門分野の研究活動とともに、ロータリークラブと親密な関係を持ち国際親善に貢献することが期待されています。
国際ロータリー(ロータリークラブの世界的連合体)を支えるロータリー財団は、世界の多くの人々の相互理解を通して、世界平和に貢献する多くのプログラムを実践しています。
そのプログラムの一つとして、若者がそれぞれの専攻分野の学習をしながら、世界平和の為の親善使節として、活躍し得るように、世界の各地のロータリアンが支援する「ロータリー財団国際親善奨学生」制度を展開し、緒方貞子元国連難民高等弁務官など国際平和に奉仕する有為の人材を輩出しています。
この「ロータリー財団国際親善奨学生」制度は各地域のロータリークラブが窓口となり希望者の受付を行っていますが、国際親善への意欲が旺盛で、語学力に優れた希望者が数多く応募し、毎年高い競争倍率となっています。
そこで、姫路中央ロータリークラブは、姫路を中心とする西播地域の希望者に奨学金の途を優先的に確保するため、従来の「ロータリー財団国際親善奨学生」制度の別枠として、その理念を共有することはもちろんですが、独自の理想を加味し、西播地域の学生や社会人に、積極的に支援するため「姫路中央ロータリー国際親善奨学基金」を創設しました。
「姫路中央ロータリークラブ国際親善奨学金」は、西播地域から選出され、地方分権の推進に興味を持ち、あるいは地球の環境保全に興味を持つ学生や社会人、地域の福祉増進、芸術文化の深耕に寄与しえる学生や社会人を対象とし、地域により密接に関わってもらうことを期待しています。
応募から留学までの概略日程は次の通りです。(2011年1月作成)
従前の制度(ロータリー財団国際親善奨金)を利用希望の場合、当クラブで受付・推薦し、第2680地区(神戸)が選考することもできます。当クラブでは、2種類の奨学金の申請が可能です。ただし、この2つの奨学金の同時申請はできませんのでご注意ください。
当クラブの国際親善奨学金は次のようなコースとなっています。
この金額を最高限度額とし、旅費、授業料、生活費を賄うことができます。超過額は自己負担となります。
応募申請者が選択した言語が通用する5箇所の希望教育機関を挙げ、この中からロータリー財団(米国・イリノイ州エバンストン)が教育機関を指定したします。この教育機関に候補生自ら入学手続をし、必要ならば、ビザの取得をし、旅立つことを求められています。
選考された奨学生候補生に対し当クラブ、又、国際ロータリー第2680地区(兵庫県)のロータリアンは、出発までの1年間のオリエンテーションを含めて支援をします。また、派遣先のロータリークラブのロータリアンが、生活、学習の両面に渡り支援します。奨学生は親善大使として、文化の相互理解に寄与することが期待されています。
この文章を読まれる方にとって、私の体験談がお役に立つかどうか自信はありませんが、ロータリークラブ国際親善奨学生としての体験が、どのように現在の私の人生の重要な支えになっているかを綴ってみたいと思います。
私の専攻は声楽であり、1998年当時外国にその勉強に参りたい一心で、この奨学試験を受け幸運にも国際親善奨学生(3ヶ月)に選出して頂きました。
研修先はスペインの古くからの大学都市であるサラマンカ市にあるサラマンカ大学の語学研修コースであり、目的は2点、語学研修をしながら他都市のロータリークラブを訪問し交流を深めること、研修後の声楽の勉強につなげるためマドリードで声楽の先生を探すことでした。
スペインに渡った私は、サラマンカロータリークラブの手厚いケアのもと、銀行口座の開設から体調不良のときの医師の紹介、また声楽の教師を探すサポートなど、生活環境の整備をして頂きました。大学では様々な国の若者と交流し、他のロータリー奨学生と様々な夢を語り合いました。
またサラマンカで活躍するロータリアンの仕事や趣味の話、ご家族との交流など3ヶ月の留学生活の全てが現在の私の生活の基礎となっています。その中でも、特筆すべきはサラマンカロータリークラブのベニート氏より地元の大教会の聖歌隊を兼ねるポンティフィシア大学の合唱団のご紹介を受け、オーディションの後入団させて頂き、その後指揮者からマドリードに在住のマエストロ・ヴィルヘン氏を紹介頂けたことです。
しかし私は帰国後再渡西せず、教職を目指しました。そして、帰国して1年、ある公立校にいた私は現在勤めるスペイン様式で建てられた、キリスト教主義の高校に導かれました。つまりロータリークラブの奨学生としてのスペインでの生活が私のその後の人生を決定したのです。勉強だけでなく、様々な人との交流が人生の意味を教えてくれること、それがこの奨学金の最も重要な意義であると思います。
ロータリー財団国際親善奨学金制度が他の奨学金より優れている点は、意欲のある者に対して門戸が広いということではないでしょうか。具体的に申し上げると、専攻科目を問わないということ、年齢制限がないということです。とりわけ年齢制限がないという点では、社会人が留学を目指す場合たいへん勇気づけられることだと思います。わたしもそのひとりでした。
ロータリー財団国際親善奨学金のおかげで、わたしは貴重な経験をし、かけがえのない友人たちと出会うことができました。
一人でも多くの方にこの奨学金制度を知っていただき、ロータリーを通じて新しい世界にチャレンジをしていただきたいと思います。
ご質問があれば事務局を通じてご遠慮なくおたずねくださいませ。経験者として喜んでお答えいたします。
私は2005年9月から2006年7月まで、フランス・ナント大学の大学院に留学させていただきました。
留学地ナントは、フランス西部ロワールの河口に位置し、ルネサンス時代に建造された城を中心に発展した町です。
姫路城のそばで育ち、姫路城のそばのロータリークラブでお世話になっている私は、留学前から、このフランスの城下町との「土地の縁」のようなものを感じ、心躍らせる日々でした。
予想通り、留学生活は万事順調で素晴らしいものでした。ホストロータリーアンのお宅にホームステイさせていただいたおかげで、現地の人々の生活や文化にじかに触れ、フランスについての理解をより深めることができました。
また、大学の研究室では、素晴らしい指導教授や同年代の研究者との交流を通して、自分自身の研究を大きく進めることができました。
この留学経験は、現在、大学で教鞭を取るうえで、かけがえのない糧となっております。このような貴重な機会を与えてくださった姫路中央ロータリークラブの皆様に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。今後は、姫路中央ロータリークラブの発展に、微力ながら、尽力させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
私は2006-07年度冠名奨学生としてイギリスのイーストロンドン大学Diploma課程に於いて建築学を専攻しました。留学先では専攻分野の学業はもちろん、様々な人と出会い、様々な経験をする事で人間的に成長する事ができたと確信しています。
特にロータリー財団の奨学生でなければ知り合うはずの無いロータリアンの人々との会話は非常に貴重な体験でした。なぜなら、ロータリアンの多くの方はそれぞれの分野で高い志を持ち、成功を収めた人達であり、自らの人生の手本となる様な方が多かったからです。私が彼らから学んだのは、自分が成功するもしないも、意識次第だという事。即ち、努力を努力だと思わない意志の強さです。
ロータリー財団国際親善奨学金制度は様々なチャンスを与えてくれる奨学金制度です。そのチャンスを活かすも殺すも自分次第ですが、もし活かす事ができたなら、他のどの奨学金制度よりも優れていると思います。
最後に、この様な素晴らしい機会を与えて下さった姫路中央ロータリークラブに心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
University of East Londonの所属していたunitのブログです。
留学中のプロジェクト等載せてあります。
http://www.diploma-unit-9.net/Toru/view_all/