◆「じばさんグランプリIN西はりま銀賞受賞」
播州赤穂駅に隣接するプラット赤穂2階にある「プチファーム」。駅を利用する人にはおなじみの焼きたてパンの店だ。兵庫県社会福祉事業団「赤穂精華園」の事業所の一つとして、2007年から運営し、安心安全な食材を使う手作りパンはもちろん、赤穂の新しい特産品を手がけている。
代表作の「赤穂塩ラスク」(大300円・小120円)は、焼きたてパリパリのフランスパンに赤穂の天塩をじっくりしみ込ませ、北海道よつ葉バターとシュガーで味付けしたもの。赤穂の天塩がラスクの甘みをより一層深くして、飽きのこないおいしさと評判で、赤穂土産に求める人も多い。その他、生クリームを使用したあんがどっしり入った「桜の花の赤穂あんぱん」(150円)や生地にカレールーを入れ、パン粉をまぶして窯で焼いた「焼きカレーパン」(140円)など、人気のパンも多く、9時半ごろには、ほとんどの種類が並んでいる。イートインスペースもあり、飲み物と一緒にこれら焼きたてのパンを味わうことができる。
1階にはある、もう一つの事業所「ほのか工房」では、播州赤穂の大豆まるごと豆腐「ほのか」や、ほのかを生地の中に混ぜ込んだ焼きドーナツ「ほのかドーナツ」などを製造販売している。
支援員の西野雅和さんは、「ラスクは新味の開発に取り組んでいます。プチファームでは、赤穂の塩麹を使った創作パンを日替わりで提供しています。これからも赤穂の特産品になるような新しい商品を開発したいですね」と意気込む。
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