なかむらひょうぐてん
中村表具店
ふすま・障子の張り替えならおまかせ
建具や取手の調整にも対応します
「ふすまや障子の張り替えくらい自分で」と思われるかもしれませんが、やはりプロに頼むと仕上がりが変わってきます。それだけでなく、家の歪みに合わせた建具や取手の調整もしてくれるので、助かります。張り替えを依頼すると、見本帳で柄決め、注文。商品が届いた時点で張り替えの日を決め、朝持ち帰り夕方納品が基本です。「信条は、時間厳守と丁寧な仕事です。枠の組み木の不具合も直して、古いものはめくって釘を入れるなど大切に使われてきたふすまや障子をそのまま生かせるよう努力しています」と中村さん。そのほか、掛け軸の表装や額装にも対応しています。
中村正さん(62)
Q:ふすま・障子の張り替えで、職人の技が光るのはどんなところでしょう。
A:建具の調整ですね。家は微妙に歪んでいっていますから、その歪みに合わせて、スムーズに動くように調整するのが、素人にはなかなか難しいですね。サービスで、ガラス戸の動かないところを削ってあげたり、建具の戸車(有料)を取り替えたりすることもありますよ。ガラス戸が重たかったり、取手が不具合だったりすると、特に高齢者だと大変だと思います。大がかりなことはできませんが、細かい手仕事なら対応できますからね。 ふすまは、古くなると、枠の組んでいるところが外れて出てくるんです。そんなときはめくって釘を入れたりします。50年、80年と使っているものでしたら、おうちの人はなじみがあるだろうし、できるだけ生かしたいですね。
Q:掛け軸の表装や額装もされているそうですね。
A:書を軸にしたり、額に入れたりする仕事もしています。春秋の市の美術展など、忙しくなります。作品はそれだけ、唯一無二ですから、一番気を遣います。
Q:信条は何ですか。
A:「時間を守る」ですね。当然のことですが、これがお客様との信頼関係を築く基本だと思っています。例えば、ふすまの張り替えなら、まず一度お伺いして見本帳で柄決めをして注文。商品が届いた時点で張り替えの日を決めます。朝持って取りに伺って、夕方納品するのが基本ですが、9時に行くといえばぴったりその時間に行くよう心がけています。
それから丁寧な仕事。ふすま張りでも、紙を張るときに表と裏の段差の掃除をせずにするなど、手を抜こうと思えば抜くこともできます。でもやはり仕上げが変わってきますからきちっと段差はとって張りますね。なかなか手は抜けませんね。
Q:ふすまや障子の魅力って。
A:やはり高温多湿の日本の風土によく合っています。湿気を吸ったり、空気をきれいにする浄化作用があるんです。障子紙が湿気を吸ってくれるし、柔らかい光になるというよさもありますね。結露の防止にもなるし。また軽いし、すぐ外せるので、空間を有効使える利点もあります。最近は障子紙の代わりに「紙布(写真上右)」を使った新しい商品も出てますよ。
住所 赤穂市加里屋96-1
電話 0791-43-8530
創業 昭和52年
代表 中村正さん
アイコン説明
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